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「パーム椰子」という名の罠?

 「パーム油」「パーム椰子」。
どことなく耳にしたことのある方は多いことと思います。

 見慣れた、使い慣れた
「サラダ油」「チョコレート」「石鹸」「洗剤」「化粧品」…
などに使用され、あまりにも生活に密着している油です。

 「サラダ油」は、「菜種」「ヒマワリ」等の記載が無い場合、そのときに1番収穫量があった植物油が使用されており、今世界で1番生産されているのが「パーム油」です。

 「チョコレート」は、通常は常温でも暖かければ融けますが、常温で融けず口の中に入れて始めて融け始めるものが有ります。それはパーム油が使用されている証拠です。
 ほかにポテトチップはじめ、多くのお菓子の生産にも使用されています。

 「椰子の実」というのを前面に出してCMしているキッチン用の洗剤や洗濯石鹸。ほとんどは、椰子の実とは別の「パーム油」を使用しています。

 「保湿力抜群」のパーム使用、そんなCMの化粧品もあります。



 さて、この「パーム」って何でしょう?
実は2年前になりますが「揺らぐバイオ燃料」というタイトルで「パーム油」について少しだけ記載したことが有ります。

 パーム=(皆さんが想像する)椰子ではありません。
アブラヤシという種類の木で、多年草。
果実から油を採り、現在世界で1番収穫量のある植物油です。

 このパームヤシ(アブラヤシ)の木を植えるにあたり、
森、山を切り開きます。
 国際的に保護が必要とされている動物が住んでいる森、
 原住民がひっそりと自然中で暮らしている森、
そこを重機が入り、片っ端から森を削ってゆきます。

 整地した平らな山にアブラヤシの苗を植えてゆきます。
わずか3年で大木にになり、
多年草と言うことで数年間大量に果実を実らせ
私たちの生活に欠かせない植物油として採取され、
世界各国へ輸出されてゆきます。

 しかし、多年草といえども
年月が経過すれば収穫量は減ります。
そのときは、日本では決して使われることの無い劇薬を撒き、
強制的にアブラヤシの木を枯らして倒します。
劇薬を撒いた土地ですから数年は新たな苗は当然植えられませんから
新たな土地をまた開墾してゆくのです。

 開墾された土地周辺は災害の多発地域となり、
地域住民や原住民の日常生活さえも奪っています。
 
 しかしながら問題はそれだけではありません。
先進国は途上国へその場を求めます。
途上国は豊かになりたい思いから、「環境保全」を二の次に
どんどん開発し、外貨を稼いでいるのです。
国に大きな産業がなく、経済が貧しいゆえ、
先進国の案を受け入れてしまう悲しい現実もそこにあります。


 私たちの生活にすでに浸透してしまっているパーム油ですが、
8月新たな動きがありました。
 「LUSH(ラッシュ)」。
 聞いたこと有りますか?
 女性の方は大方知っているかと思います。
 私も使用したことがありますが、自然素材を使用した石鹸で有名なお店が「脱パーム油」を発表しました。
 Webの記事「あなたの手で熱帯の森をつくろう!」(「パーム油」を生産するパームプランテーションには様々な問題があることを知り、パーム油を使用しない石ケン素地でソープを製造する事にしました。」引用)

 また世界銀行ではパーム油事業に対しての支援中止を発表。
 (これは、「NGOワールド・グロース」が意義を唱え混乱している最中。)


 さて、広島県にある広島なぎさ中学校・高等学校の高校の研修旅行のコース(選択)の中に、「マレーシア(森と共に暮らす人々に出会う旅)コース(1998年~)と「マーシャル(21世紀の地球と人と社会のあり方のヒントを掴む旅)コース」と言うのが有ります。
 いずれも現地の方々との交流を通して環境問題、そして自分たちの問題としてものごとを捉え考えるための研修旅行。当然、パーム油について現地で調査、見学も行っています。
 この高校の体験は下記の本になっています。




●Briefing Note パーム油と生産時の環境社会影響PDF
     ↑
  開墾状況がわかる写真があるので、是非見てください。

■パーム油の増産に脅かされるボルネオの熱帯雨林とオランウータン
     ↑
  こちらも写真がありますので是非みてください。

◆「環境に優しい」は隠れみの?
        ――アブラヤシプランテーション』

     ↑
 もう約10年前から危機感を訴えていた峠隆一さんの記事より

 実は、自然素材のキャンドルとして「パーム油」が使われているものも多く有ります。
大量に生産できる植物油ですから当然なのですが…。
 なので、キャンドルを作る身としては、石油から作ったキャンドルよりは自然素材を前面に出したいところですが、リサイクルキャンドルにこだわってしまうのはその辺の理由から・・・です。


 世界中の人びとの生活に密着しすぎている植物油ゆえ、「脱パーム油」には「賛否両論」ありますが、まずは自分が使っているもの、食べているものが、どのような過程で作られているか、ということを知ることが大事だと思います。
 お菓子を買ったら材料の欄を見てください。
 洗剤を買ったら材料の欄を見てください。
 まずは、そこから・・・。

 人間、「知る」ということから始まります。



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コメント

パームオイル
ブログにコメントいただきありがとうございました。このブログを拝見して、とてもよくわかり、勉強になりました。
他の記事も拝見させていただいたのですが、とても勉強になります。まだまだエコ初心者の私としては、いろいろ学びたいところです。また遊びに来ますね!
  • 2010-10-27│16:14 |
  • キャノン美佳 URL
  • [edit]
キャノン美佳 さんへ
> ブログにコメントいただきありがとうございました。このブログを拝見して、とてもよくわかり、勉強になりました。
> 他の記事も拝見させていただいたのですが、とても勉強になります。まだまだエコ初心者の私としては、いろいろ学びたいところです。また遊びに来ますね!

 こちらこそ、キャノン美佳さんのBlogを拝見して
 自分の書きかけ保存を思い出し・・・。
 私も大雑把な情報しかもっていなかったのですが、
 生産量が世界で1番がパーム油というのを最近知って
 驚き途と共に、なんとも言えないモヤモヤーっとした
 感じになり、少しでも多くの方々に知ってほしいな、と。
 ホントに、自分の生活がパーム油どっぷりの生活なのだな、
 と思うと、どうして良いのか分からなくなってしまうのが
 正直なところです(泣)

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