昨年「
「経済的合理性ない」、沖縄の泡瀬干潟埋め立てへの公金支出差し止め」という判決が那覇地方裁判所で出された。
干潟を埋め立てリゾートホテルを建設する計画が持ち上がり、2000年に当時の県知事(
稲嶺前知事)により貴重な干潟を潰してOKの返事がしたということだ。
しかしながら、この不況と、環境の悪化の中、県はこの判決を無視し、埋め立て工事を始めた。
「経済的合理性ない」のに、なぜ着工したのか・・・。
命の海、たくさんの貴重な生物が生息している。
珊瑚があちこちの海域で死滅する中、ここの珊瑚はまだ健全な状態であり、産卵もしている。
そんな海を沖縄県は殺そうとしている。
結局は人間が恩恵を受けている海を・・・。
本州に居る人間にとっては無関心な人も多い。
本州からリゾート地として訪れる人も多いと思うが、そのリゾート地としての沖縄を維持することができるのも今の海を守ってこそである。今の海が無くなれば、沖縄はリゾート地からただの沖縄になってしまう。
国をあげてでも守っていく必要とある海であることを多くの人に理解して欲しい。
自然を破壊して立てたホテルも、30年後50年後には廃墟と化することを忘れてはならない。
その頃に、あの頃中止しておけば・・・と気づいても、死んだ海は戻ってこないだろう。
●泡瀬干潟を守る連絡会
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沖縄へはきれいな海を見に行ってるのに。
珊瑚を守っていこうとしているいま、
珊瑚を殺してリゾートホテルを建てることに
罪悪感を抱かないのでしょうか。