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3Rから3Cへ

 6月20日~22日まで、京都市で「世界学生環境サミット」が開催されました。
 このサミットには11ヶ国(カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、韓国、ロシア、イギリス、アメリカ、そして日本)の学生が参加し、持続可能な社会に向けて議論を交わしました。
 下記は、最終日に採択された学生意見書です。
政治の世界では、経済面の取引が絡んだりとアメリカや中国の環境への取り込みが問題視されている面もありますが、学生は国を超え、地球規模で物事を考えられるようです。
 
下記意見書は、世界学生環境サミットのホームページの中の
●「学生意見書が採択されました」より、そのまま原文を掲載しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2008年6月22日
各位

世界学生環境サミットin京都実行委員会
実行委員長 上杉 祐都
議長 松田 雄高

学生意見書要旨

現在、人為的な地球温暖化ガスの排出が気候変動の主要な原因として認識されています。もし人類が現在の道を進み続けるのならば、覆すことのできない、破壊的な気候変動が引き起こされることは間違いありません。京都で2008年6月に行われた第一回世界学生環境サミットでは、11カ国から16大学の学生が一堂に会し、気候変動対策のための研究やアイデアについて話し合い、私たちの夢みるもうひとつの未来を選び取ることに合意しました。

このもうひとつの未来では、全ての市民がより高いクォリティ・オブ・ライフへ向けて恊働します。人々は、物質的な豊かさによって測られる経済成長にのみとらわれることをやめるでしょう。経済成長は、少数の人々に豊かさをもたらしましたが、大多数の人々は環境破壊などの負の副作用によって苦しめられています。このもうひとつの未来において、「発展」という言葉は、持続可能な社会、気候安全保障システムの整備、より強い環境意識などの要素を含みます。

破滅的な気候変動を防ぎ、私たちのもうひとつの未来を現実のものとするために、私たちは、3Cの原則─保全Conserve、創造Create、協力Collaborate─を提案します。

保全:私たちは、エネルギーと資源の保全が必要だと信じています。このイシューについては、以下の論点が議論されました:

・技術はここで重要な役割を担っています。しかし、新しい技術を実用化する際に、全ての潜在的な可能性が検討される必要があります(たとえば、バイオ燃料によって引き起こされた諸問題は、実用化以前の段階で詳しい分析が為されていれば防ぐことができました)。

・エネルギー需要を削減するためには、常時観測システムが有効です。たとえば、オーベリン大学のキャンパスにおける電力消費観測システムなどが成功を収めています。また、産業過程における温暖化ガスの排出は、延世大学のGEIS(Greenhouse gas Emission Information System、温暖化ガス排出情報システム)によって予測可能です。

・技術は気候変動とのたたかいを助けることはできますが、技術革新だけでは、破滅的な気候変動を防ぐために必要な温暖化ガス排出を削減することはできません。政府の主導や税制度などによって、人々の、消費削減のモチベーションを高める必要があります。

環境意識の変革において、大学は、ほかのアクターの良き例となり、率先してエネルギー消費を減らす努力をしなければなりません。サミット中に提示されたアイデアとしては、

・バス・チケットの料金を安くすることで、バスの利用者を増やし、車での通学を減らす試み(カナダ、ウィニペグ大学)

・キャンパスまでの自転車通学を増やすキャンペーン(ロシア、ノヴゴロド大学)

・大学と地域コミュニティの継続的なコラボレーションの実現(日本、同志社大学)

・学生間での水やエネルギーを保全するプロジェクトの実現(カナダ、ビクトリア大学)

などがあげられます。

創造:新しい技術の創造は、もうひとつの未来の実現のために必要です。この新しい社会のエネルギー需要の多くは、低炭素の代替エネルギーによって供給されなければいけません。

・人類は、炭化水素ベースの社会から電力によって支えられる社会に移行しなければなりません。

・現在、代替エネルギーの選択肢は限られています。短いスパンで見れば、原子力を使用することもできるでしょう。太陽エネルギー(暖房・PVセル)、風力、波力、水力発電、地熱ヒートポンプなどが利用されるべきですが、これら全てが空間的な制限を伴っているため、一国のエネルギー需要をそれだけで支えることはできません。

・しかしながら、現在、世界の大学では様々な研究が行われており、この成果によって、全体のエネルギー需要とグリーン・エネルギーの供給の差は埋められていくでしょう。このサミットでは、ループ管冷却システム(同志社大学)や地熱ヒートポンプ(ブリティッシュコロンビア工科大学)、藻から作られるバイオ燃料(ケンブリッジ大学)などの研究が紹介されました。

協力:気候変動の解決には、地球上の全ての人々の協力が必要不可欠です。この意味で、全ての人々は同じ境遇におかれています。

・十分な国際協力を確かなものにするためには、イニシアチブをとり、気候変動を防ぐためのフレームワークを提供する、国際的な統治体が必要です。私たちは、G8サミットに参加した世界のリーダーたちに、私たち次の世代の提案を受け入れ、世界中で環境問題に取り組む人々を支援することを要望します。

・このサミットで私たちは、世界学生環境ネットワークの創設を宣言し、世界の学生に、広くこのネットワークへの参加を呼びかけます。このネットワークの目標は、もうひとつの未来への変化の一部として活動的な学生たちを動かし、力づけ、世界中で環境問題への解決策を作りだし、3C原則に基づいて行動することです。それは、独自の正統な国際的学生ネットワークとなり、環境問題に関心のある世界中の学生同士をつなげ、大きな規模の変化を促します。

・このネットワークにとって、継続性はその有効な発展に欠かせないものであり、コミュニケーション、アクション・プランの実現、そして定期的なサミットの開催によって実現されるでしょう。

3Cの原則と専門的知見を組み合わせることで、世界中の学生たちが環境破壊と気候変動に立ち向かう能力と意思を持ちうるでしょう。このサミットで共有した知識を持ち続け、広めることで、世界の学生、リーダーたち、そして市民たちに新しい環境意識をもたらすことができると信じています。世界学生環境サミットの理想と情熱は、京都で潰えることなく、世界の学生たちの環境問題への関心の高まりとともに、多くの人々によって高く掲げられるでしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 この意見書を読むと、下手な政治家の言葉よりも奥が深く、こんなに一生懸命「地球」のことを考えている若者たちがいるんだな、という嬉しく思いました。
 この意見書こそ、政治家にはとことん読んでほしいです。

 3Cの原則「保全Conserve、創造Create、協力Collaborate」は、これからの私自身の環境活動へなんらかの影響のある言葉だと思いますし、広めていきたい言葉でもあるな、と思いました。


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